2月のアルバム

　少しずつ春の息吹が感じられるようになりました。暖かい日差しに誘われて、子どもたちも元気に園庭を駆け回ります。近頃は、ルールのある遊びを楽しんだり、これまでの経験から遊びを広げたり、体を動かして遊ぶ楽しさを存分に味わったりする姿が見られています。時には友だちと思いがすれ違うこともありますが、それも子どもたちにとっては必要な学びの機会として、一緒に考え解決する力を育んでいます。

　子どもたちの1年間の集大成となる生活発表会を行いました。生活発表会での劇遊びは、役になりきって楽しむことはもちろんのこと、セリフや動きを考えたり道具を作ったりして、子どもたちがそれぞれの思いを出し合いながら取り組みを進めてきました。たくさんのお客さんの前で緊張する子ども・嬉しくて大はしゃぎする子ども・平常心を言い聞かせながら頑張る子ども…保護者の方には、どの子どもの姿も、その一瞬一瞬を見逃さず、当日だけでなくこれまでの過程を大切にしながら見守っていただけたのではないかと思います。

　2月の避難訓練では、実施日のみ伝えて、時間を知らせず抜き打ちで行いました。火災を知らせる放送が入ると、咄嗟の判断を迫られ緊張が走った職員もいましたが、子どもたちは指示を聞いて園庭等へ！今回は第2避難場所までの避難を想定して実施しましたが、回を重ねるごとに「おはしも」の約束を守って速やかに避難できるようになってきた子どもたち。「自分の命は自分で守る」の合言葉が浸透してきたことに、訓練の積み重ねの大切さを感じます。

　いつも本園を応援してくださっている山田園小教育後援会の方々と、『ニュースポーツ交流』を実施しました。日頃なかなか経験することがない遊びを体験し、山田園小教育後援会の方々との触れ合いを通して、人と関わる喜びや、共に体を動かして遊ぶ楽しさを存分に味わうことができました。これからも地域の身近な方々と触れ合う中で、“社会と関わる力”を育んでいきたいと思います！

　2月26日（月曜）、今年度最後となる相撲体験では、1年間取り組んできた相撲体験の成果を存分に発揮しました。また、今回は、5歳児にとって集大成となる相撲体験であり、同時に、3歳児が相撲体験デビューを果たし、4歳児は両学年をつなぐ役割を担います。いわば、山田こども園の願いと文化が引き継がれる記念すべき場となりました。年間通して指導いただいている元大相撲力士の横江英樹さんをお招きし、基本稽古や取組などを通して“ほんものの相撲”に触れた子どもたちの勇姿をしっかり見守ることができました！