草津手をつなぐ育成会

　誰もが人格・個性を尊重し合い、互いに多様なあり方を相互に認め合える、いわゆる「共生社会」を実現していくことが今求められています。このことは教育の場でも同様で、同じ場で共に学ぶ多様で柔軟な仕組みを整備することが重要です。
　今般、本市において知的発達に障がいを持つ人をはじめ様々な障がいを持つ人が、地域で自立・共生・安心して暮らせるよう活動されている「草津手をつなぐ育成会」様の令和6年度総会が開催されましたので出席いたしました。草津手をつなぐ育成会様におかれましては、ご本人やご家族の活動・交流をはじめ広報・啓発など4つの部会、そしてグループホーム事業に取り組まれており、長年にわたって広く本市の地域社会にご貢献頂いております。
　総会の中で、私からは本市の特別支援学級に在籍する児童生徒がやや増加傾向であり、個の課題に合った学習や交流学習を通して、学力とコミュニケーション力を高めている現状をお話しいたしました。また、教員の専門性の向上や、今後の特別支援教育を担う人材育成も重要であり、若手教員も経験を積み、学校全体で特別支援教育の充実を進めていくことが重要であると述べさせていただきました。
　今後も様々な皆様と連携・協力して、特別支援教育の視点を大切にしながら、すべての子どもが安心して学校生活を送り、そして生きる力を身につけられるよう、本市教育の充実を図ってまいります。