松原中学校ESD活動 ~保育実習~
更新日:2024年11月12日
松原中学校(柴原力校長)では、ESD(持続可能な開発のための教育)の取組をG-GRIT(粘り強くやり抜く力)と名付け、「答えのない問いへの挑戦」を合言葉に、前期に「松原未来学習」、後期に「松原ローカル学習」の2本柱で構成しています。今回、松原ローカル学習の一環として、家庭科を核にしたESD活動が展開されています。その視察に訪れました。
中学3年生を対象に校区内の3つの保育園、こども園との交流と保育実習が行われています。私が訪れた日は笠縫こども園の5歳児との交流と保育実習でした。まずは体育館で自己紹介や手遊びがあり、そのあとタブレット型紙芝居による春大根の栽培方法を5歳児にわかりやすく説明しました。実際の種植えは校内にある「松原ファーム」を舞台に行われました。
松原ファームでは土を掘り返し、春大根の種を植え、水をやる作業を中学生と幼児が力を合わせて行いました。特に、中学生が幼児に合わせて優しい表情や言葉により、少し年の離れたきょうだいのように仲良く作業をしていたのが印象的でした。
皆で植えた春大根の種は来年の3月上旬に収穫され、3年生は卒業大根として持ち帰り、また2年生は販売をする予定です。
今回のESD活動のねらいは、保育の仕事を体験することによって職業観の育成、自己理解の深化、社会貢献意識の育成を、また幼児と話したり触れ合うことによりコミュニケーション能力の向上、共感力やおもいやりの育成を目的としています。
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