第3回草津市子どもサミット
更新日:2024年9月9日
第3回草津市子どもサミットが開催され、私から参加者に向けてサミットの趣旨説明を行いました。
【開催趣旨】
昨年、こども基本法が施行され、全てのこどもが将来にわたって幸せな状態で生活を送ることができる社会(こどもまんなか社会)の実現をめざすことが法制化されました。そういう観点から中学生にとって1日の多くを過ごす「学校」が「子どもまんなかの場所」であることが重要です。
その中でも、皆さんが学校で意見が言え、そして実現出来ているかが大事です。生徒会活動をはじめ学級、部活動、修学旅行、行事などがありますが、どうでしょうか?
市では「子どもがまんなかの学校づくり」に取り組もうとしていますので、今日はいろんな意見を出していただきたいと思います。
【テーマ】
子どもまんなかの学校づくりに、私たちは何ができるか
【参加者】
生徒会役員2名と担当教員(各校)
【生徒グループの意見等】
(1)学校運営に関わったり、話し合いを進める上で困っていること
- 皆が意見を出してくれない
- 生徒会役員などリードする側の気持ちをわかってほしい
- 生徒会で企画しても職員会議で通らない。生徒会が先生中心になっているかも?
(2)子どもまんなかの学校って?
- 話し合っても役員の一部しか意見が出ない。意見を出しやすいようにタブレットを使ったらどうだろうか?
- 生徒の意見に向き合ってくれる先生がいる。校長と対等に話し合うような関係が必要
- 大枠は先生が決め、その中で生徒主体でできることを増やす
【教員グループの意見等】
(1)子どもの声を尊重した取組を進める上で困っていること
- 生徒の声をなんとか実現したいが、予算、体制、安全などの課題もあり実現できない
- 学習や部活動もあり子どもの負担への配慮が必要。スクラップも必要
- 先生間の合意形成や温度差がある
- 生徒ができることと、できないことがある
(2)「子どもまんなかの学校」って?
- 生徒が問題意識を持っていて、当事者意識の
涵養 が必要 - 子どもたちが意見を出せる環境やシステムが必要
- 発言しにくい生徒の意見を拾い上げる
- 意見を出したり交流したりできる機会がある
- 生徒が「変える経験」ができる。新たに作り、その分何かを削ることも必要
このように生徒と先生が同じテーマで話し合って有意義なサミットになりました。子どもまんなかの学校づくりについては、まだまだ始まったところです。サミットで出た意見も含めて、どのように展開していくのかなど、今後も子どもの主体性が発揮できる学校づくりを進めて行きたいと考えております。
お問い合わせ
教育委員会事務局 教育総務課 総務係
〒525-8588 滋賀県草津市草津三丁目13番30号
電話番号:077-561-2425
ファクス:077-561-2488
