たかほ学 分野別フィールドワークGlocal実践
更新日:2024年12月5日
高穂中学校(藤井泰三校長)の3年生は、主権者教育をベースに3年間の系統性を持たせた「たかほ学」に取り組んでいます。そして、今回、地域課題解決のための体験的な学びを通して、「主体的に取り組む」、「地域社会の一員としての意識と行動力」を身に付けることをめざして「たかほ学 分野別フィールドワークGlocal実践」が行われました。
この日は10分野ごとに、学校をはじめ小学校、公園、遺跡、クリーンセンター、事業所、図書館などにおいて実践活動を行いました。
会場の一つである校区内の矢倉小学校では、観光×文化の分野でさまざまな体験ブースを設け、小学3年生がグループでラリー形式により体験を行っていくものでした。修学旅行先の沖縄での「エイサー体験」、地元矢倉町での「サンヤレ踊り体験」など、小学生が楽しみながら学べる工夫が凝らされていました。
また、観光×農業の分野では草津市名産の作物を使ったお菓子レシピを考案し、小学生と一緒に調理体験を行いました。他にも自然×平和の分野では、近くの公園で健康ウォークラリー、野草検定、環境美化活動を行いました。
そして、4月の修学旅行先で実際に活動に取り組む人と出会い、見て、聞いて、体験して分野別学習を行いました。そのことを校内で発表し、それらを地域課題と結び付けて実践活動へと展開するという体系的な取組です。
自分たちで地域課題を調べ、アイデアを出し合い、皆で協力して一つのことを実践するという課題解決型学習は、生徒がこれからの社会に出て行く上で大切な力を付けるための学習方法として有効な手法です。
今回、実際に実践活動を行って、なかなか上手くいかない分野もありましたが、中学生のうちにこのような「チャレンジする」という体験を積み重ねることが重要です。市内の小中学校ではこのような取組を「スクールESDくさつプロジェクト」として、地域の特色を活かした創意工夫した教育活動に取り組んでいます。
草津市名産の作物を使ったお菓子レシピの考案
昔の遊びを体験できるブースの設置
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