全国学力・学習状況調査の結果

　4月に実施された、全国学力・学習状況調査の結果が公表され、本市においても分析結果を取りまとめ、市ホームページに掲載いたしました。
　今回の教科調査は、小学生：国語、算数、中学生：国語、数学、そして生活習慣や学習に向かう姿勢、態度などに関する質問紙調査が行われました。

学力調査

　令和3年度より4年連続して、県平均、全国平均を上回る正答率でした。これは着実に知識・技能が身に付いていることを表していますが、各校において授業改善に取り組んだ成果と捉えております。

学習状況調査

自己肯定感の向上

　昨年の調査で全国平均を下回った児童生徒の自己肯定感である「自分にはよいところがある」と答えた割合について、今年は小学校では1ポイント、中学校では4ポイント上昇しましたが、依然として全国平均を下回っています。今後、授業における学習活動の主体者として児童生徒が中心となること、そして学校の運営にもっと児童生徒が当事者となるような、そんな新しい学校の形を進めなければならないと受け止めております。

総合的な学習の時間の充実

　一昨年から取り組んでいる「スクールESDくさつプロジェクト(持続可能な社会に向けた人づくり)」により、小学校では「総合的な学習の時間では、自分で課題を立てて情報を集め整理して、調べたことを発表するなどの学習活動に取り組んでいる」と回答した割合が、小中とも全国平均を下回りましたが、昨年より着実に上昇しております。スクールESDくさつプロジェクトの取組成果が着実に出ていると捉えています。引き続き学校と市教委が連携して取組を強化していきたいと考えております。

全国学力・学習状況調査結果につきましては、以下を御参照ください。