このページの先頭ですサイトメニューここから
このページの本文へ移動
サイトメニューここまで

本文ここから

令和5年度近畿都市教育長協議会総会

更新日:2023年5月9日

昨年度は、滋賀県都市教育委員会連絡協議会の会長と近畿都市教育長協議会の副会長を務めさせていただき、おかげさまで県内はもとより近畿の各府県の教育長とも意見交換・情報交換を行うことができました。その近畿都市教育長協議会の令和5年度総会が4月27日・28日に大阪府泉佐野市で開催されましたので参加しました。
総会のテーマは「予測困難な時代を豊かに生きる!子どもをエンパワーする教育の創造」です。その中でりんくう総合医療センター産婦人科部長の荻田和秀先生による「奇跡のすぐそばにいるということ」という演題で、お産の現場から考える子育て支援の講演がありました。
荻田先生は「分娩は育児の第一歩で妊娠から子育ては始まっている。しかし未受診妊婦が一つの課題になっている。経済的問題による未受診の割合は28%しかなく、その他に意識の欠如であったり社会的な孤立ということも要因です。特に孤立している若年者が問題で、20歳以下の子育て困難リスクは他の世代より何十倍も高く、若年者の妊娠は子育て困難リスク(虐待など)が高い。見守りが必要な妊婦の5人に1人が若年者である。そういう意味では、教育が果たす役割も一定あると思う。」
さらに荻田先生は、「血が繋がってなくても愛情を込めて育て続ければ、子どもの社会性がつく」という仮説をお持ちで、「子育てはお金をかければ良いというものではなく、多方面の人と連携した子育てが重要である。子育てに関わるとオキシトシンという物質が分泌され、幸せになる、気持ちいい状態になる。地域全体で子育てに関わることが重要である。」と科学的な根拠を示し述べられました。
この3年間、コロナ禍において子どもたちを含めて様々な「人とのつながり」が減少しましたが、5月8日から感染症法上の区分が5類に引き下げられます。アフターコロナの中で「人とのつながり」がどれだけ復活できるかは、我々教育に携わる者への大きな命題であります。子ども達の笑顔溢れる、そのような地域社会を多様な皆さんとつくっていくことを改めて考えることができた有意義な総会の一幕でした。

お問い合わせ

教育委員会事務局 教育総務課 総務係
〒525-8588 滋賀県草津市草津三丁目13番30号
電話番号:077-561-2425
ファクス:077-561-2488

このページの作成担当にメールを送る

本文ここまで

サブナビゲーションここから

令和5年度 教育長活動報告

施設案内

よくある質問

情報が
みつからないときは

サブナビゲーションここまで

以下フッターです。
Copyright © 2018 Kusatsu City.
フッターここまで
このページの上へ戻る