やまびこ教育相談室　上笠教室が開室

これまでも本市では、不登校児童生徒への支援として教育研究所内にやまびこ教育相談室を設け、小集団活動や学習など社会的自立に向けた事業に取り組んでまいりました。しかし通所児童生徒の増加と併せて距離的な課題があり、新たな相談室の設置をめざして、総合教育会議などを通して教育委員、市長と課題の共有を図ってまいりました。今回、不登校児童生徒の新たな学びの場として、「やまびこ教育相談室　上笠教室」を新たに開設しました。5月1日に教育委員の皆様をはじめ、市内の小中学校から多くの校長先生も参加いただき開室式を開催いたしました。
本市の不登校児童生徒は増加しており、子どもたちの社会的自立のための支援としてフリースクールの通所補助金による支援をはじめ、校内登校支援室への市独自加配教員の配置を行なっていますが、これに加え、やまびこ上笠教室の開設によりさらに充実したものとなりました。
現在、我が国では少子化が進行しており、社会的に自立し、社会で活躍できる人づくりの重要性がますます高まっています。そういったことからも、不登校の未然防止や初期対応の充実も求められています。引き続き学校現場での取組をはじめ、様々な関係団体・機関とも連携を深めて不登校対策の充実に取り組んでまいります。