全国学力・学習状況調査の結果を受けて
更新日:2023年8月28日
全国の児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証してその改善を図ることを目的に、毎年小学6年生と中学3年生を対象に行われています。
草津市では1,351人の小学6年生と1,099人の中学3年生が、教科(小学生:国語、算数、中学生:国語、数学、英語)に関する調査と、生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査を行い、その結果が取りまとめられました。
教科に関する調査結果
小中学生とも全教科が滋賀県、全国の平均正答率を上回る結果でした。これは、一昨年から3年連続のことで、着実に知識・技能が身に付いていることを表しています。
小学校調査結果
中学校調査結果
生活習慣や学習環境等に関する質問紙調査の結果
この質問の中で「自分にはよいところがある」と答えた割合が全国平均を下回っています。
いわゆる自己肯定感ですが、これは主体的な学び・活動や他者との協働を行っている事と相関関係があると言われています。そのため今年度から子ども基本法が施行されましたが、学校で子どもたちの意見表明や子どもたちによる合意形成など、校則の見直しや、生徒会活動、学級活動などで、子どもたちの主体的かつ協働的な活動の充実が必要と考えております。勿論、教師もこのことを理解し、子どもたちを信頼し尊重する姿が必要です。子ども一人ひとりの居場所があり、活躍できるそんな学校になるよう、さらに取組を進めてまいります。
また、昨年度からスクールESDくさつプロジェクト(持続可能な社会に向けた人づくり)をモデル校中心に進めていますが、地域と連携しグローバルな課題をローカルの中で見つけ、そして改善のために社会に向けて行動・発信する総合的な学習に力を入れてきました。
その結果、小学生では「総合的な学習の時間では、自分で課題を立てて情報を集め整理して、調べたことを発表するなどの学習活動に取り組んでいる」と回答した割合が、全国平均を4ポイント上回る高い結果でした。しかし、中学生は全国平均を下回っており、継続して取り組むことによって、着実に成果を上げられるよう、引き続き学校と市教委が連携して取組を進めてまいります。
この全国学力・学習状況調査の結果を昨年度の数値や滋賀県・全国の平均値との比較を行い、様々な成果や課題を明らかにし、更なる学校教育の充実に努めてまいります。
令和5年度 全国学力・学習状況調査結果(PDF:3,039KB)
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