2年目への挑戦 (松原中学校ESD活動)
更新日:2023年5月29日
昨年度から始まった「スクールESDくさつプロジェクト」のモデル校である松原中学校(柴原力校長)から、今年度のESDの計画が完成したとお聞きしましたので、学校を訪れ校長、教頭、担当教諭2名と懇談を行ってきました。
校区の特徴である「農業」の中でも、約2,000棟のビニールハウスで栽培されている「農産物」=「ベジクサ」をテーマに昨年度から活動が始まっています。農家の方の協力で野菜の収穫体験や、市の農業支援員のご指導による学校内での大根の植え付け、そして収穫体験などが生徒会活動として行われてきました。
今年度は、バージョンアップして全学年を体系的に整理した教育活動が企画されました。名付けて「G-GRIT学習・答えのない問いへの挑戦」です。
担当の山本寛之教諭と藤井敬規教諭から、持続可能な社会に向かう生徒の課題解決力の育成を図るため、前期と後期に分け、取組を行うと説明を受けました。
【前期】松原未来学習
《1年生》SDGsを知る
《2年生》SDGsについて考え、ジブンゴトにする
《3年生》学んだことをカタチにする
→全て文化祭で発表
【後期】松原ローカル学習
市の特産であるベジクサに焦点を当て、「栽培」「職業」「物流」「マーケティング」について体験的に学び、その中で課題発見や解決に向けて考え、行動する。このように、グローバルな課題の学習を深め、そして地元の特産品にフォーカスをあて課題を絞り込み、解決に向けて生徒が主体的にかつ仲間と協働して行動するものです。まさに『Think Globally,Act Locally』です。地球規模で考え、地域で行動するSDGsの目標達成に向けての行動理念と一致しています。この5月からコロナが5類相当となり基本的に制約のない状況になりました。そのような中で、松原中学校のESDの取組が本格的に始まります。ESDの取組によって地域の人・団体の方々との「人とのつながり」を作り、また活動を通して生徒一人ひとりの活躍の場を設け、得意分野を伸ばすことによって自己有用感、自己肯定感の育みにつながっていくことを大いに期待しています。今後も継続して松原中学校を訪れ「G-GRIT学習・答えのない問いへの挑戦」の成果を確認すると共に、他校への波及に繋げてまいります。
中学生が制作した草津産野菜をPRするポップ
中学生が学校の畑で栽培したまつばら大根
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