学校経営管理研修(働き方改革のススメ)

8月7日に市内の幼保、小中学校の経営層を対象に草津市学校経営管理研修会があり、第一部では『実効的な「働き方改革」で進める安心して働ける職場づくりと人材育成』をテーマに、大阪府枚方市教育委員会事務局の高山和子課長をお迎えして、グループワークも取り入れた研修が行われました。
私も参加して、働き方改革の意義や必要性について次のようなヒントを得ました。

• 働き方改革は、「働きがい」と「働きやすい環境」の両立である　
• 教員のウエルビーイングが重要
• 市の方針に働き方改革がしっかりと位置付けられている
• 市教委からの指示事項ではなく、支援事項によって、各校の立候補制を採用した
• 校務分掌に働き方改革を位置付け、全員で取り組んでいる
• 初めは校長と教頭の2人でもいいのでやりたいことを提案し、そこに教務主任を加えて、そして校内で回覧して、やりたいことに付箋をつける。そうすると初めは2人がやりたいことが、全員がやりたいことに変わった。みんなで決めた事は継続性がある。
• 他校との情報交換 →評価される→真似しよう　このような空気や場を作ることが市教委の仕事である
• 公立学校として、特色ある教育活動の前に、共通の労働環境があることが大事である

最後に講師から「働き方改革に取り組める原動力は楽しさです！ 自分の人生も豊かになれる」という言葉が印象的でした。本市は今年度、働き方改革プランの抜本的な見直しに取り掛かっています。そのため次の総合教育会議で市長や教育委員の皆さんと議論を行うとともに、現場の先生方のご意見等をお聞きして、実効性のあるプランを策定する予定です。この取組によって、教師が働きやすく・働き甲斐のある職場環境の実現と、子どもたちの教育環境の充実の両方が達成できるよう、引き続き検討を進めてまいります。