秋の展覧会inやまびこ相談室

やまびこ教育相談室では、学校へ登校できない、しづらい児童生徒が、生活のリズムを整える、家族以外の人との交流の機会を持つ、自分なりのペースや学ぶ方法を身に付けるなど、学校復帰や社会的自立に繋げるための力を身に付ける活動を行っています。その活動内容を芸術の秋にちなんで、11月10日から17日までの間、展示する展覧会が開催されました。
活動内容は、陶芸や日本画などの文化体験や調理体験をはじめ、クリスマスやハロウィンなどのイベントそして学習支援など多岐にわたる活動を行っています。子どもたちは、これらの活動を通して粘り強く物事に打ち込む力や作品が完成した達成感、また仲間と一緒に活動する喜びなどが得られるなど自尊感情を高めるとともに、社会的な自立に繋がっていくことを狙いとしています。
全国的に不登校児童生徒が増加していますが、不登校になって一番困っているのは当事者である子どもたちです。子どもたちが家から外に出てやまびこ教育相談室で様々な体験や人との交流により社会と繋がり、情緒の安定や自信を少しずつ取り戻し、児童生徒自身が将来の進路について主体的に捉えてくれるようになって欲しいと思います。