キッズシネマ塾完成上映会

本市の歴史や文化をテーマに子どもたちが短編映画を作る「キッズシネマ塾」の今年度の作品が完成し、上映会が1月27日にアミカホールで行われましたので出席いたしました。
7作品目に当たる今回は、「私たちの花『アオバナ』」と題して、転校してきた子どもがアオバナの歴史を学び、アオバナ摘みやアオバナ紙づくりを体験し、これからも守って行こうとする粗筋です。これまで、日本映画界で数々の賞を受賞されている映画監督の中島貞夫さんに監督・脚本を務めて頂きましたが、昨年は体調が優れず、今回はこれまで助監督を務められた立命館大学映像学部准教授で、脚本家である谷慶子さんが中心に制作されました。子どもたちは俳優、制作、撮影の3分野に分かれて映画制作に携わりました。メイキング映像もあり、本物の映画撮影現場の緊張感に負けず、一生懸命に取り組む子どもたちの姿が伝わってきました。
本市はもうすぐ人口14万人に達しようとしていますが、古くから残っている多くの文化財や歴史などを後世に残していくには、中島監督がおっしゃっているように、「記録映画ではなく、テーマを盛り込み未来へメッセージを残すこと」が必要です。中島監督は、昨年6月に亡くなられましたが、生前のご功績に対して市長から「文化芸術特別賞」が贈られました。今後も中島監督のご遺志を受け継ぎ、キッズシネマ塾を継続していきたいと考えております。