第1回 草津市総合教育会議
更新日:2023年9月27日
9月14日に今年度の第1回草津市総合教育会議が開催されました。
今回のテーマは新聞報道等でも多く取り上げられている「学校の働き方改革」です。
学校現場では、恒常的な教員不足のなかで子どもたちの主体的かつ協働的な学びの充実、そしていじめ、不登校などの増加に伴う生徒指導上の課題、部活動の指導など多くの業務が教職員に重くのしかかっています。このような状況が続くことは、子どもたちの学力や人格形成において影響が出ることが懸念されており、学校教育の質の低下に繋がると危機感を持っています。
会議の前半では、平成28年度に策定された、「草津市学校業務改善プラン」の実施状況と現状の教職員の時間外労働の実態が報告されました。プランによって一定の成果は出ているものの、まだまだ働き方改革は道半ばという状況で、さらなる取組が必要なことを確認しました。
後半は、今年度策定予定の「新プラン」について、活発な議論が行われました。
私も集約的なまとめとして次のように発言いたしました。
(1)人的配置の充実
これまでから草津市では市単独での人的配置を進めてきましたが、現在、文部科学省から出された来年度の概算要求に基づいて人体配置の充実を図って行きたい。
(2)小学校での「午前40分授業5時間制」
45分授業を5分間短縮して集中力の高い午前中に5時間授業を実施し、午後には20分の基礎・基本の時間が設けられているのが特徴です。これにより子どもたちの下校時間が20~30分程度早くなり、子どもたちの放課後のゆとりの確保と教員の授業準備、教材研究などの時間の確保が図られます。出来るだけ早期の全市での実施をめざして行きます。
(3)中学校の部活動の見直し
部活動が教職員の時間外勤務に占める割合は大きいものの、教育的意義がある活動であり、その辺のバランスをとる必要がありますが、生徒の意見も十分聞き、部活動のスリム化を更に議論していきます。併せて外部指導員等の人材確保に向けても取り組んでいきます。
今回の総合教育会議で橋川市長と私、そして教育委員が現状を知り、今後の働き方改革を進めて行くための情報共有を図ることができました。これから様々な意見を参考に、現場の教職員の意見も反映した実効性ある新プランの策定を行い、本市の学校教育の充実に努めてまいります。
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